ブログ限定 床本の作成 番外編

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    床本の作成 ブログ限定の番外編

    床本の裏表紙には、その演目に出演した歴代のチラシが保存してある。
    義経千本桜「道行初音旅」のチラシたち。
    先日の若手会はもちろん、本公演、博多座公演のチラシもある。

    今は亡くなられた方のお名前が記載されていたり…。
    時の流れを感じる。

    過去をしみじみ振り返ってる時間の余裕はないけれど、
    たまに眺めてみるのもいいものです。


    facebookページより 床本の作成 その15(最終回)

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      床本の作成 その15(最終回)


      完成した床本の写真を掲載します。


      長い連載になってしまいました。
      最後まで読んでいいただき、誠に有難うございました。


      facebookページより 床本の作成 その14

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        床本の作成 その14


        またも、折り紙方式の写真で説明します。
        1)本の表へ出た元結の折った部分を裏にまわし、写真のように1本と絡ませる。
        2)2本を同時に引っ張り、元結を床本に密着させる。
        3)縛る
        4)もう一度縛る(縦結びにならないよう)
        5)余りを切る
        6)結び目を押さえる(ほどけにくくなります)


        この作業で、床本の上下の角をとめます。
        ちなみに、写真はありませんが、床本の端で綴じた結び目も押さえておきます。
        ここまでの作業が終われば、床本作りはすべて終了です。


        facebookページより 床本の作成 その13

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          床本の作成 その13


          あけた穴に通すもの、私は元結(もっとい)を使います。
          床本の切れ端をこよりにして使う方、料理用の丈夫な糸を使う方、様々です。
          要するに、とまれば何でもいいんです。


          写真は、文楽の床山さん(人形のかつらを担当するお仕事)が実際につかうものです。


          折り目をつけ、本の裏から通します。


          facebookページより 床本の作成 その12

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            床本の作成 その12


            床本作りもいよいよ大詰めです。
            残る作業は「本の角をとめる」です。


            角をとめてない本は使っているうちに…、(何と表現していいのか)広がる…、はだける…、ぼぼける…、まぁとにかく見栄えが悪くなります。
            それでも、もちろん舞台で使えますが、そんな本は愛せません。
            だから(?)本の角はきっちりとめます。


            まず、本の角から縦横約1センチの場所に鉛筆で印を入れます。
            そして、千枚通しで穴をあけます。
            この作業は緊張しません。
            ですが、厚い本だと真っすぐ通すのが難しくなります。
            本の裏からも通し、しっかりと穴をあけます。


            facebookページより 床本の作成 その11の捕捉

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              床本の作成 その11の捕捉


              余白を切る前と切った後の写真が混ざってますが、解りやすく編集すると、このようになります。
              シンクロナイズドスイミングを連想しながらご覧ください。


              ちなみに、作業行程としまして、綴じた紙を結んでから余白を切ってもいいのですが、結び目のせいでカッティングマットに床本が密着せず、失敗した経験があるので、それ以来結ぶのはあとにしてます。


              ここまでくると、綴じる作業の8割は終わりです。


              facebookページより 床本の作成 その11

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                 床本の作成 その11

                余白を切り終えたら、次は本を綴じた紙を結びます。
                これは文章では説明しにくいので、折り紙の要領で、写真を参考にしていただきたいと思います。

                ちなみに写真は床本の上にあたる部分です。
                床本の下にあたる部分は、左右対称に結びます。
                つまり、仕上がりの結び目が本の中央にくるよう作業をします。

                ですので、その9で綴じる紙を通した時、アンバランスに通す必要があったのです。結び目に近い方は短く、遠いほうは長く。
                床本の下にあたる部分は、その左右対称に通します。



                facebookページより 床本の作成 その10

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                  床本の作成 その10


                  4ヶ所すべてに通し終えると、もう床本はバラバラになりません。
                  そうしておいてカッターで切ります。


                  切る作業は、これまた緊張です。
                  まずは縦に切ります。この切れ端が、後の床本を綴じるための大切な道具になります。
                  また余談ですが、床本に誤字があったり、上演の際に様々な事情で詞章を短くする、または詞章を変更する場合などは、この切れ端を良い長さに切り分け、糊で貼り修正します。


                  切る時のコツは、切る線にきっちりと定規を添え、指がはみ出さないよう(はみ出してると流血します。意外と見落としがちです)しっかり押さえつけ、躊躇なく切る!を数回繰り返します。
                  今回の毒酒の段・口は、薄い本ですので3回くらい切ると完了しました。
                  厚い本ですと、10回やってもまだ…、みたいな時もあります。
                  切る回数が多いほど、切り口を綺麗にそろえるのは難しくなります。ですので、カッターの質にこだわるべきなんです。


                  余談が長くなりましたが、続いて横を切れば、最も緊張する切る作業は終わりです。


                  ちなみに、写真についての余談ですが、カッティングマットの下に青い風呂敷を敷いて撮影しています。
                  これは、床本との色の対比をより鮮明にするための演出ですので、実際切る時は敷いてません。
                  カッターがカッティングマットをはみ出すと、風呂敷までズタズタになってしまうので…。


                  facebookページより 床本の作成 その9

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                    床本の作成 その9

                    いよいよ、4か所の穴に本の切れ端を通します。
                    穴をあけたときと同じように、上から順番に通していきます。

                    一度通した紙は、逆方向へは戻りません。(床本の一枚一枚が弁の役割をするから)
                    通し終わった時に、写真のようなバランスになるよう、少しづつ差し込んでいきます。

                    後に説明をしますが、この一見アンバランスが重要です。


                    facebookページより 床本の作成 その8

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                      床本の作成 その8


                      4ヶ所の穴に、本の切れ端を通すんですが、その前に。
                      通しやすいように、斜めにハサミを入れます。分厚い本ほど鋭利な角度で切りますが、今回は薄い本なので写真の角度でじゅうぶん。


                      また、彫刻等であけた穴に千枚通しを差し込みます。
                      私自身、本当に必要なの?と思った作業ですが、これをすることによって後の作業がスムーズに進行します。


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